エンドポイントセキュリティの選び方:自社に最適な製品を見つけるためのポイント
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エンドポイントセキュリティの選び方:自社に最適な製品を見つけるためのポイント

エンドポイントセキュリティは、企業のIT環境を守る上で不可欠なセキュリティ対策の一つです。しかし、多種多様な製品が存在するため、どれを選べば良いか迷う方も多いでしょう。本記事では、エンドポイントセキュリティを選ぶ際に考慮すべきポイントを解説し、自社に最適な製品選びをサポートします。

エンドポイントセキュリティとは?

エンドポイントセキュリティとは、パソコンやスマートフォンなどの端末(エンドポイント)を、ウイルスやマルウェアなどのサイバー攻撃から保護するためのセキュリティ対策です。近年では、リモートワークの普及やIoTデバイスの増加に伴い、エンドポイントを狙った攻撃がますます巧妙化しており、より高度なセキュリティ対策が求められています。

エンドポイントセキュリティを選ぶ際のポイント

機能面

ウイルス対策: 既知のウイルスやマルウェアを検知し、駆除する機能は基本です。
侵入検知: 未知の脅威やゼロデイ攻撃を検知する機能も重要です。
挙動監視: 通常と異なるファイルのアクセスやプログラムの実行を監視し、異常な挙動を検知します。
データ漏洩防止: 機密情報の外部への持ち出しを防止する機能も検討しましょう。
クラウド対応: クラウド環境での利用に対応しているか確認しましょう。
モバイルデバイス対応: スマートフォンやタブレットなど、モバイルデバイスを保護できるか確認しましょう。
AI/機械学習の活用: 最新の脅威に対応するため、AIや機械学習を活用した製品を選ぶと良いでしょう。

運用面

導入の容易さ: 既存のシステムとの連携性や、導入作業の負担が少ない製品を選ぶと良いでしょう。
管理画面: 管理画面が分かりやすく、操作性が良い製品を選ぶと、運用がスムーズになります。
自動化機能: パッチ適用や脅威情報の更新などを自動化することで、管理者の負担を軽減できます。

コスト面

ライセンス費用: 初期費用だけでなく、年間のライセンス費用も比較検討しましょう。
導入費用: 導入時に必要な費用も考慮しましょう。
運用コスト: 運用に必要な人的資源や時間などもコストとして計算しましょう。

セキュリティレベル

脅威に対応できる最新技術: 最新の脅威に対応できる技術が搭載されているか確認しましょう。
独立系セキュリティ評価機関による評価: 独立系セキュリティ評価機関による評価が高い製品を選ぶと安心です。

ベンダーサポート

技術サポート体制: 技術サポートが充実しているか確認しましょう。
迅速な対応: 問題が発生した場合に、迅速に対応してもらえるか確認しましょう。

自社に合った製品を選ぶためのステップ

現在のセキュリティ状況を把握する:

既にどのようなセキュリティ対策を実施しているか
過去にどのようなセキュリティインシデントが発生したか
今後どのようなセキュリティリスクが考えられるか などを洗い出しましょう。

必要な機能を洗い出す:

自社の業務内容やIT環境に合わせて、必要な機能を具体的に洗い出しましょう。

複数の製品を比較検討する:

複数の製品の資料を請求し、機能や価格などを比較検討しましょう。

実証実験を行う(PoC):

可能であれば、実際に製品を導入して試してみる(PoC)ことをおすすめします。

導入後の運用計画を立てる:

導入後の運用体制や、従業員への教育などを計画しましょう。

まとめ

エンドポイントセキュリティを選ぶ際には、自社の状況に合わせて、機能、運用、コスト、セキュリティレベル、ベンダーサポートなどを総合的に評価することが重要です。複数の製品を比較検討し、自社に最適な製品を選びましょう。

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DXトレンド編集長
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