RTX830とRTX810の比較:主な違いと特徴
ヤマハのギガアクセスVPNルーター、RTX830とRTX810は、中小規模ネットワークで広く利用されているモデルです。両機種は多くの共通点を持つ一方で、いくつかの重要な違いがあります。ここでは、それぞれの特長を比較し、ご自身のネットワーク環境に最適な機種を選ぶための情報を提供します。
性能面での比較
機能 | RTX810 | RTX830 |
最大スループット | 1Gbps | 2Gbps |
最大VPNスループット | 200Mbps | 1Gbps |
VPN対地数 | 6 | 20 |
NATセッション数 | 1万 | 65534 |
RTX830は、RTX810に比べて、処理能力が大幅に向上しています。特に、VPN接続の数が大幅に増加しており、複数の拠点間だけでなく、クラウドサービスへの接続やリモートアクセスなど、より複雑なネットワーク環境に対応できます。
その他の特長
互換性: RTX830は、筐体サイズや設定ファイルなど、RTX810との互換性を確保しています。そのため、既存のネットワーク環境でRTX810からRTX830への置き換えがスムーズに行えます。
消費電力: 両機種とも小型・低消費電力設計ですが、RTX830はさらに省エネ化が図られています。
筐体: RTX830は金属筐体を採用しており、放熱性が高くなっています。
どちらを選ぶべきか
大規模なVPN環境が必要な場合: RTX830がおすすめです。より多くのVPN接続をサポートし、処理能力も高いため、大規模なネットワーク環境でも安定した動作が期待できます。
既存のRTX810を置き換えたい場合: RTX830は、設定の引き継ぎが容易なため、スムーズな移行が可能です。
低コストでシンプルなVPN環境を求める場合: RTX810は、RTX830よりも低価格で、基本的なVPN機能を網羅しています。
まとめ
RTX830は、RTX810の後継モデルとして、性能が大幅に向上したモデルです。特にVPN接続の数が大幅に増加しており、より複雑なネットワーク環境に対応できます。しかし、RTX810との互換性も確保されているため、既存のネットワーク環境をそのまま活かすことも可能です。
どちらの機種を選ぶかは、ネットワークの規模や、必要な機能によって異なります。ご自身のネットワーク環境に合わせて、最適な機種を選んでください。
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